『カイロプラクティックさかい』は、滋賀県守山市(栗東駅東口より徒歩約7分)にあるJSC指定院です。

JSC指定院カイロプラクティックさかい

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カイロプラクティックさかいニュース

『WHO(世界保健機関)の健康の定義』
 ― 新しい医療の潮流 ―

WHO(世界保健機関)がその「憲法」の定義ともいえる世界保健憲章「健康とは、肉体的、社会的に見て完全な状態であり、単に病気にかかっていないということではない」という従来の定義のなかに、「スピリチュアル(心・魂)の健康」という言葉を追加しようという動きが数年前から提案されていると言います。 これは、近年、新しい治療法や人間観が生まれ、医療をめぐる状況が刻々と変化しているからだと言います。
「21世紀は心の時代」と言われ、久しくなってきました。

私はカイロ歴24年、開院18年になりますが、日本で唯一6年制のカイロの学校である日本カイロプラクティックアカデミーの理事長のもとで、6年間治療実務に従事させて頂いていた時期がありました。

実はその時期、心の修行と申しますか、心を見つめる旅に、休みのたびに出掛け、四国八十八か所のお遍路を無事万行させて頂きました。当時、(20年前)になりますが、NHKでお遍路の特集番組が放送されており取材を受け毎回出させて頂いていたのを思い出します。高知の海岸線沿いを夏の日に歩いた時などは、汗だくになりながら、お寺から次のお寺に行くのに約6時間かかるところもありました。

毎日、夜8時には消灯して朝5時ごろ目覚め、周りの景色を眺めながら、身体いっぱいに朝の新鮮な空気を吸い込み、遠くの山々に向かって、お腹の底から「阿吽(あうん)」の発声をしたときに、山びこのように響きが返ってきたことを今でも覚えております。
お寺の中では、常に心を鎮め「般若心経」を唱え、お寺のなかに祀られている「不動明王」、「阿弥陀如来」などのお経を唱え、弘法大師「空海」の悟りに思いを馳せながら、一つ一つ丁寧に、そして、最後の高野山まで辿り着いたように思います。

私は、人間生きていくうえで「心の修行は大事だな」と思います。

(写真左から三番目、酒井院長)

柔道の現役時代の時もそうでした。
「敵は相手ではなく、自分自身の心の中にいる」と思い、全日本、日本代表として国際大会に出たときも闘っておりました。
まず「自分自身に打ち克つこと」そして、どんな時も「増上慢」にならないこと。
この2つを常に自分自身に言い聞かせ、心のコントロールをしてまいりました。
この習慣は今でも全く変わりません。
医療の世界に入り24年になりますが、病気の捉え方も私は人と違う「視点」で診ることがあります。人生の中で重い病気や症状になってしまう方もいるかもしれません。
その時には、そんな「心の余裕」はないかもしれませんが、一度、症状のことを頭から離してみて、「果たしてこの病気から何を学べばよいのだろうか?」
「この病気はいったい自分に何を教えてくれているのだろうか?」という視点から振り返ってみるのもよいと思います。すると、普段では気づかないような「気づき」が出てくるかもしれません。

そしてこの「気づき」こそが、人生にとって大事な転換点になるかもしれないのです。と同時に人生の意味が隠されている事もあるかもしれません。

私は大学の頃に、柔道の極端な減量が重なり、数カ月間、自力で起き上がれない状態になるという苦しい時期がありました。
その時に、「何で自分だけが・・」と思ってしまうものなのですが、ある時点から自分自身で「心の切り替え」をしてみたのです。
すると、それまでにあまり気づかなかったことがいくつか心の中をよぎり、涙が止まらなくなる経験をしたことがありました。
「両親に対する感謝の思い」「食べ物に対する感謝の思い」「自分の身体に対する感謝とねぎらいの思い」そのほか「周りの方たちに対する感謝の思い」等などです。
「人生」という大きな枠で「病気」をとらえた場合、何かその症状や病気が自分に教えてくれている場合もあるようなのです。
私の場合、あの時に感じた経験が今でも全て生きて、カイロプラクティックの理事長とも出会い、3カ月半毎日治療に通った結果、病床から完治しました。

そして、この経験から私自身が病気や難病、症状で困っている方たちの『希望の光』となる生き方をすることで恩返しが出来ると強く感じ、この道に入る決断をしました。
物事の捉え方一つで「人生が変わる」場合もあるということを知りました。
現代社会はストレス社会とも言われていますが、こういう時代こそ身体と心の両面を磨き上げ、心身共に健康を目指して生きていくことが大切かと思います。

これからも努力精進してまいります。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。