『カイロプラクティックさかい』は、滋賀県守山市(栗東駅東口より徒歩約7分)にあるJSC指定院です。

JSC指定院カイロプラクティックさかい

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心身の疲れと治療

『慢性疼痛からなぜ鬱になるか?』
― 「ドーパミン」と「セロトニン」の役割とは ―

 よく耳にする「ドーパミン」とは、中脳辺縁系に位置しており、「痛み刺激」が加わったときに、ドーパミンを放出して、「痛みの抑性」をしていく役割を果たしています。しかし、「慢性的な痛み」や「ストレス」が続いたりしていますと、ドーパミンを出す余力がなくなってしまい、その結果、いざというときに必要なだけのド―パミンが出せなくなってしまうのです。
このドーパミンには、脳を護ってくれる働きがあり、これが不足することにより、「慢性疲労」、「睡眠障害」、「うつ症状」などが引き起こされてくるのです。

このドーパミンは脳に働きかけるという意味で、ノルアドレナリンと共に、興奮型の神経伝達物質とも言われております。

そして、もうひとつ良く耳にします「セロトニン」ホルモンとは、抑制型の神経伝達物質のことを指します。
これは、例えば、クラシックをゆったり聴いたり、大自然に囲まれてのんびりしたときなどにでるいわゆる「ほんわかとした気持ちのときに出るホルモン」なのです。

慢性疼痛からなぜ鬱になるか? ― よく耳にする「ドーパミン」と「セロトニン」の役割とは ―

「慢性疼痛」の場合、「なぜ自分だけが・・」と思い続けていたり、24時間症状の事ばかり考えていたりすると、先ほどの説明でもそうですが、ドーパミンが疲弊してホルモンを出すことが出来なくなる結果、「うつ症状」や「睡眠障害」を引き起こす方向にいってしまうこともあるのです。
そして、うつ症状は、人により様々な現れ方をしていきます。
「食事が美味しくないし、つまらない」
「食べなきゃと思うけれど、進まない」
「いつもより目が早く覚めるし、寝ようとしても、なかなか寝付けない・・」などです。
本当に、発症のきっかけは様々で、その人自身の物事に対する考え方や生活環境、日常生活において発生したストレスが複雑に絡み合って引き起こされる結果だと考えられております。

【治療と対策】
「慢性疼痛」からくる場合、できるだけ一つの症状がこじれる前に早い段階で、予防的ケアも含めて治療で治していくことが大切です。
出来るだけ物事を明るく良い方向へ考えるようにしていきます。
カメラのレンズで例えると、「自分だけが・・と思っている間は、ズームアップされている状態なのですが、ズームを引いて、客観的に遠くから自分自身を眺めてみると、意外と自分と同じ状況で闘っている方は多く、自分だけではないことがわかります。そうしますとなぜかホッとして、「よし、がんばろう!」と思い治癒への力が湧いてきやすくなるのです。